AIの"うっかりミス"を防ぐ!ハルシネーション対策で安心の業務効率化

先生方、こんにちは!Shuttle Smile開発エンジニアのNです。

日々の業務、本当にお疲れ様です!先生方も、情報収集や資料作成などで生成AIの活用を検討される機会が増えてきたのではないでしょうか?AIは本当に優秀で、業務の心強い味方ですよね。

しかし、そんな頼れるAIにも、一つ注意点があるんです。それは「ハルシネーション(もっともらしい誤答)」と呼ばれる現象です。

これは、AIがまるで「知ったかぶりの新人スタッフ」のように、自信満々に、しれっと間違った情報を報告してくること。税務という1ミリのミスも許されない世界では、この"うっかりミス"は大きなリスクになりかねません。

例えば、AIに古い税制や廃止された特例を最新情報として教えられ、それを基にクライアントへアドバイスしてしまったら…と考えると、少し怖いですよね。

でも、ご安心ください!簡単な"お約束"をAIと交わすだけで、AIはもっと誠実で、信頼できるパートナーに成長してくれます!


AIを優秀なアシスタントにする!2つの"お約束"

AIに質問する際に、以下の2つのポイントを意識するだけで、回答の精度が劇的に向上します。

  1. 「根拠を教えてね」とお願いする
    質問の際に「国税庁のURL」や「根拠となる条文」を一緒に示してもらうようお願いしましょう。これにより、AIは情報の裏付けを取ろうと働き、回答の信頼性がぐっと高まります。

  2. 「分からない時は正直に」と伝える
    不明な点や、解釈が複数ある場合は、そのことを正直に教えてね」と一言添えるのも非常に効果的です。AIが無理に答えを作ろうとせず、誠実に「不明」や「要確認」と報告してくれるようになります。


【コピペOK!】すぐに使える!実践プロンプト例

この2つの"お約束"を盛り込んだ、簡単なプロンプト例をご紹介します。

【デキる税理士の聞き方】

国税庁のウェブサイトを情報源として、中小企業における交際費の損金算入の特例について要約してください。回答には、根拠となる法令名と条文番号、そして参考URLを必ず明記してください。もし情報が不確かな部分があれば、その旨を"要確認"と記載をお願いします。」

いかがでしたでしょうか?

もちろん、AIは調査を効率化するためのアシスタントであり、最終的な事実確認(ファクトチェック)と専門家としての判断は、先生ご自身で行うことが何より大切です。

この「根拠を示してもらう」という一手間が、先生の業務をより安全で、より質の高いものへと導いてくれます。ぜひ、AIを賢く、そして楽しく使いこなして、日々の業務にお役立てください!


わずか1分で通帳をExcel化するクラウドサービス「Shuttle Smile」もハルシネーション対策を行っています。

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
Shuttle Smileは通帳画像を生成AIに渡して、画像を解析させていますが、数千回のプロンプトエンジニアリングにより、ハルシネーション対策をしっかりと行っています。
例えば、以下のようなことです。弊社のノウハウなので、具体的に書けないのですみません…

  • 外部知識で補完する余地を減らす。

  • 自由生成を困難にさせて機械的抽出へ誘導させる。

  • 欠損値を推量で埋める行為を防止させる。

是非、Shuttle Smileの精度、スピード、使い勝手を体感ください。

Shuttle Smileの無料トライアルはこちらから。(クレジットカードの登録不要で2ヵ月間、無料)

Shuttle Smileの実演動画の紹介・機能一覧などはこちらから。

では、また。

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