My History

私は、90年代始めに免疫抑制剤を開発していた藤沢薬品工業様(現在:アステラス製薬様)のグローバル安全性情報交換システムをシステムベンダー(日本ディジタルイクイップメント㈱ (現在:DXCテクノロジー・ジャパン㈱))の責任者として開発しました。その頃は、ICH E2B-M2(個別症例安全性報告標準)が無く、日米欧で交換するための安全性情報の検討・定義に多くの時間を費やしました。しかし、日米欧の担当者と意見を戦わせながら安全性情報交換システムを開発した経験は私の大切な財産となりました。

その後、ICHのE2BがStep4に達する頃、三共様(現在:第一三共様)のローカル&グローバル安全性情報管理システムをシステムベンダーの責任者として開発しました。その後、システムベンダーで、安全性情報管理パッケージの開発・導入部門の責任者として多忙な毎日を過ごしました。

その頃、私は、安全性情報管理パッケージがファーマコビジランス業務を効率化できる範囲は限られているため、「痒いところに手が届くファーマコビジランス業務支援ツール」を提供したい。また、「症例報告業務そのもの」もご支援したい。と考えるようになりました。そこで、システムベンダを退職し、㈱シーエーシー (現在:イーピーエス㈱)に転職し、ファーマコビジランス向けのIT&CROをワンストップで提供するための組織の立ち上げに没頭しました。

その後、システム会社、人材会社の出資を受け、ファーマコビジランス支援を専門とするPVネクスト株式会社を立ち上げました。そして、システムベンダ時代の上司、社員と共に、クラウドサービスによる安全性情報管理システムの提供を実現しました。

また、人材会社の協力による受託業務の展開と共に、モバイル、人工知能といった技術を投入したファーマコビジランス業務を支えるサービスの開発に努めました。

これまで、システム会社、人材会社、そして、多くの製薬企業の皆様に助けられながら、医薬・ファーマコビジランス業務を支援するシステム・サービスを企画・開発・提供し続けれたことを誇りに思います。

今後も、クラウド、モバイル、人工知能を活用したサービスの提供を通じ、お役に立てるよう頑張る所存です。

Shuttle Bros.株式会社
代表取締役 松尾聖信